ママ友や職場の同僚から、不当な扱いを受けたり、厳しく接されたり、自分に対しての陰口を言われたり…。

もとから、そういう性格の人だというなら諦めもつくけれど、自分以外の人とは友好的な関係を築いているように見える。自分にだけ、そのような態度をとられる理由に、思い当たるふしがまるでない。

そんなとき、「自分では気づかないだけで、実は私、あのひとに不利益をもたらすようなことを何かしでかしてしまったのだろうか…」などとあれこれ思い悩む必要はまったくありません!

コミュニケーションに難があると思えない人が、自分にだけつらくあたる理由、それは「嫉妬、やっかみ」に他ならないからです。

相手からの「嫉妬、やっかみ」攻撃をかわすのに、いちばんよい方法は、「あのひと、自分が持っていないものを持っている私のことが羨ましくて、妬ましくてしょうがないのね!ふふん」と開き直ってしまう作戦なのですが、…これはあなたにとっては、ちょっと難しいことかもしれませんね!

あなたがそのように、相手からの攻撃をさっさと受け流してしまえるようなサッパリ、キッパリとしたキャラクターなら、いくら妬ましく思っても相手はそんなネチネチした態度を取らないはずだからです。

相手はあなたを「痛めつけ」、「傷つく姿を見て」、自分の方が優位にある、立場が上なのだと安心し、自分の中に芽生えた、あなたに対する敗北感の憂さ晴らしをして満足しているからです。

どんなにネチネチした攻撃をされても、「は?それがなにか?」とあなたがまったく堪えていない様子を見てしまったら、ネチネチ攻撃による満足は得られませんから、せいぜいあなたに聞こえないよう、小声で陰口を言う程度で済まされるでしょう。それはそれで十分にイヤなことですけれどもね…。

自ら「強い女」を標榜するような女性は、「目には目を!歯には歯を!」「やられたらやり返す!倍返しだ!」とばかりに今度は自分が相手を攻撃する方向に出るかも知れません。

もし、あなたにそういう、強いお友だちがいたら、「黙ってないで、アンタもやり返しなさいよ!」なんて言われるかもしれません。

しかし、これは相手にとって逆効果。同じ方法で応戦すれば、相手もさらに、とエスカレートし、火に油を注ぐ結果になること間違いなし!

それどころか、そんな意味不明の戦いになだれ込んだあなたの表情はどんどん険しくなり、心も荒廃し、ブスへの道へ真っ逆さま!…なんてことにもなりかねません。

「強い女」を気取るのは、「繊細な女」であることの裏返し。相手にキツイ態度を取る人は、実際には脆い人であることが多いもの。

頑健なボディと、相手を一撃にする拳を持つ人は、武器をチラチラさせなくても相手が逃げていきます。

ひよわなカラダ、ネコパンチほどの威力もない拳の持ち主は、「強い相手」を前に、まず、飛び道具をちらつかせて自分の身を防御するしか術がないのです。

あなたにやっかみや嫉妬を感じている人は、あなたを「自分に向かってくる強い敵」とみなし、強いコトバや卑怯な態度という飛び道具をちらつかせ、自分の身を防御しているに過ぎません。

そうした相手にあなたがとる態度はひとつ。必要以上に目を合わせない。目が合いそうなら、目尻を下げて微笑む。

微笑みは最強の武器。視線をぶれさせ、相手の憎しみに燃えた目を真っ正面に捉えてしまうことから避ける効果もあります。

あなたの予想外の微笑みに、相手は「なぜ?」と戸惑い、勝手にあれこれ妄想を膨らますことになるでしょう。それによって、しばらくは休戦状態がつづくはずです!