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できないことはさっさと諦める!できることだけさりげなくアピール

親が子どもにしてはいけないNG行為と言われるもののひとつに、「過去の失敗を責める」「今度は失敗しないようにと念を押す」というものがあるそうです。

前者に対しては、「まあ、確かにそうかな…。過去のことをグジグジとほじくり返されても迷惑だしね」と頷けます。

後者に関しては、「え?それは別に言っても構わないことなんじゃないの?適切なアドバイスでしょ?」と思ってしまうかもしれません。

実は親からのこのようなコトバが「失敗できない」というプレッシャーとなったり、あるいは、「自分はきっと失敗してしまうに違いない…」というマイナス暗示となってしまうのだとか。

どちらにせよ悪影響を及ぼし、子どもが力を発揮できなくなってしまうのです。

それでは、親はどうしたらいいか。いちばんいいのは、子どもがどのような結果を出したのであれ、認めてやる。これに尽きるようです。

昨今、自分に自信のない子ども、自己肯定感の低い子どもの割合が、他の先進国に比べ極めて高いことが問題視されています。

それには、こうしたことを日常的に子どもに言ってしまいがちな、日本の親というものが、多少の影響を及ぼしているのかもしれません。

自分に自信のないのは子どもたちだけではありません。日本では、成人も自己評価が低い傾向にあるのです。

言ってしまえば、親が、「子どもには絶対に失敗させたくない!」と願うのは、「子どもには自分と同じような轍を踏ませたくない」という強いコンプレックスからくる思い内に抱いているから、と解釈できるのです。

しかし、過去の失敗や、自分の不得意なことばかりにこだわっているのは困りもの。あなたが今なすべきことは、自分が得意とすること、できることをアピールし、やり遂げる、ということです。

ここでまた、マイナス思考の人は、「でも、自分よりこれが得意な人もいるかもしれない…」などとグジグジ悩んだりするようですが、とりあえず、不得意なことを我慢してやるよりは、はるかにラクな作業のはずです。

うまくいく、いかないの結果というものは、本人の努力というより、状況に左右される要素が強いもの。

事前準備をしっかり整え、自信を持ってことを遂行できれば、結果はおのずとついてくる。よりよい結果にはなり得なかったとしても、失敗は免れるはずです。

いつも100点を狙う必要はないのです。むしろ、つづけざまに100点を取れば、100点に麻痺してしまって、周囲はもう100点のあなたで満足できなくなるかもしれないし、100点でなかったときの自身のダメージも大きいでしょう。

たまたま100点取れちゃったね!ラッキー!くらいの感覚で。善きにせよ、悪きにせよ、あなたのせいでない、というのがホンネですが、よいときは「自分の努力の賜」、悪かったときは、「状況がね…」と自分用のいいわけを用意しておくのがオススメです。

ここは他人にあからさまにアピールしちゃダメですよ!?あくまで自分の心の中でケリをつけること。

できないことや、できないかもしれない、という思いに囚われるのはとにかく時間のムダ。できることをどんどんアピールして、できないことをさっさと忘れてしまう、周囲に忘れさせてしまうのが得策です!

「できた」という達成感を覚えることで、自己肯定感が高まっていきます。それにつれて表情も見違えるほど美しくなること請け合いです。

自信は人を強く、美しくするのです。

“喜怒哀楽”表現豊かなオンナこそ無敵!感情を解放するレッスン

海外のニュース映像を見て、泣いたり喚いたり怒鳴ったり感情表現の激しい国民性に戸惑ってしまうのが我ら日本人。

「小さな子じゃあるまいし。公衆の面前で感情を顕わにするなんてみっともない」そうおっしゃるのはごもっとも。場にそぐわないオーバーな感情表出は、周囲の人を当惑させがちです。

冠婚葬祭、成績発表の表彰式、…こうした場で、集まった人をしらけさせたり、心をおもんぱからない言動や行動は極力慎まなければなりません。

子どもだからできない、大人だからできる、ということでもなく、人を愛おしみ、その心を汲むことは、年齢に関係なく、普通にできる人と、そうでない人に分かれます。

違いはなにかと考えたとき、ひとつに「想像力」が挙げられると思います。人の思いを察知できない人には想像力が欠けているのです。

先日、とある学生対象のコンテストに行きました。素晴らしい成績を修めた学生がいたのですが、残念だったのは、その学生の名前が呼ばれた途端、悲鳴に近い歓声が保護者から上がったこと。

思うような成績に到達できず泣いて悔しがる学生もいる中で、大はしゃぎで記念撮影をし、騒ぎまくる保護者は周囲の顰蹙を買っていました。

優勝者であるお子さんが気の毒にすら思えたものです。これもまた、想像力の欠如からいたったことでしょう。

しかしながら、まったく感情を表に出さないクールビューティに、人が親しみや魅力を感じないのは確かです。

先ほどの優勝者の保護者とは反対とも思えるケースですが、こちらは優劣を競わない発表の場で、ステージ上で行われるパフォーマンスに対し、実にムッツリと興味なさげに振る舞っている人です。

どうしてその場にいらっしゃったのでしょう?しかも、出演者がよく見える、出演者からもよく見える特等席で。ただのおつきあいで観にいらしたのでしょうか。

常々ステージというものは観客と一緒につくりあげていくものだ、という強い思いが私にはあります。ですから、舞台鑑賞しながら、そのように無関心な態度を取るのはマナー違反の気がしてなりません。

だからと言って、張り付いたようなつくり笑顔で観る必要はないのです。そのような態度は嘲笑と勘違いされ、むしろ失礼に当たります。

興味がないステージでも、とにかく観察する。そうすれば何かが見えてくる。なんがしかの感情が湧いてくるはずなのです。

この衣装面白いな!この子、笑顔が弾けているな!ちょっと躓いちゃったみたいだ、大丈夫かな…。というように。

じっくりと舞台を観ていれば、発見や驚きはいくらでもあるでしょう。そのときの感情の表出を大切にして欲しいのです。

喜怒哀楽の表現が素直でイヤミのない女性というのは、多くの人から好感を持たれるものです。

相手の気に入るようにヨイショするのではなく、先ほどのステージ鑑賞のように、身のうちから自然に沸き上がってきた感情を大事にする。そのためには想像力と観察眼が不可欠です。

潤滑なコミュニケーションをはかるためには、まず相手に興味を持ち、相手の提示した話題に共感を抱くことが大事。

興味が持てない、共感できないと思った場合は、相手を観察することです。喋り方、仕草、表情…。じっくり観ていると純粋に面白いものですし、会話が弾む糸口も見つかること請け合いです。

豊かな感情表現へのキーポイントとなるのは、相手との交流によって、自分の中から引き出される素直な感情を大切にすること。無敵の感情表現美人になってください!

隣の芝生の青さや美しさを妬んでいる暇があったら、まずは分析!

「あなたにタダで10万あげます」というオイシイ話も、「ただしライバルには10万+αをあげます」というと断る人が多いのだとか。

「では、あなたに7万あげます。ライバルには5万です」というように、先ほどの条件より損になるにも関わらず、相手の損失はもっと大きいのだ、と考えると途端に承諾する人が増えるのだとか。

相手を羨んで、妬む傾向にある人というのは、どんなに自分の収入が増えても、高い地位を手に入れても、さらに上を見て、歯がみしたり、心の中で地団駄を踏んだりするもの。

それが向上心となって、さらに高みを目指す契機となればよいのですが、大抵は困ったことに「相手を蹴落とす」ことばかり、妄想しがちなのです。

実際に根回しして、ライバルを蹴落とす算段こそしてはいないとしても、相手の失敗や、アンラッキーを密かに祈ったりすることは、心のためにけっしてよいことではありません。

そんな思いに囚われてばかりいたら、美しさからはどんどん遠ざかっていってしまうことをはっきり自覚した方がよいのです。

しかし、そうした妬み、そねみの感情は心から振り払っても、振り払っても、しんしんと心に積み重なって澱をなすもの。

そんな感情を持っていれば自分だって辛いし、口に出さないにせよ、あなたの表情に表れているはずですから、相手との関係も良好ではないでしょうし、相手とあなたの間に位置する人もとばっちりを受ける可能性があります。

どうしても払拭できない、妬み、そねみの感情を払拭するには一体どうしたらよいのか?

状況を分析してみることをオススメします。相手の成功、相手と比べて自分の足りないところ、それを俯瞰で眺めてみて、客観的に判断するのです。

友人の視点を取り入れてみてもいいでしょう。直接本人に尋ねるなど、無粋なことをしなくとも、日頃の態度、言動からの推察、想像でいいのです。

客観的に物事を捉えると、わだかまっていたどす黒い感情は、一掃まではされなくても、コールタールのように心にベッタリはりついたものではなく、ふわっと扱いやすい状態になってきてはいませんか?

これが分析における効果なのです。

妬みやそねみの感情はいちどきに全部消し去ってしまうことは難しい。

しかし、心の中にそのような感情が淀んでいようとも、その感情を飼い慣らしやすいふわっとした曖昧な状態にしていれば、苦しい思いからは解放されるはずです。

逆にそうしたどす黒い感情を自覚していた方が、人間同士のコミュニケーションは取りやすいとも言えます。

ねたみ、そねみの感情が一切ないより、かつて、そのドス黒い思いに囚われ苦しい経験をしたあなたなら、自分に妬み、そねみの感情を抱く人のことも察知できるはず。対処方法を検討できるでしょう。

社内や集団の中で妬み合っている人たちにいち早く気づき、無用なトラブルを避けるため、気を回したり、緩衝材になることもできます。

客観的に物事を捉えられるあなたの株は、確実にあがるはず。周囲から認められれば自信がつきますし、その自信は表情から溢れてくることでしょう。

隣の芝を羨む人、ライバルの成功を妬み、美貌を疎ましく感じる人、ぜひこの分析の視点を自身の生活に取り入れてみてください。

思いっきり泣く!涙は単にオンナの武器ではなく美への必須アイテム

涙は女の武器である。「真珠の涙を浮かべれば男の子なんてイチコロ」なんていうセリフが少女向けアニメにもありました。

真実、男性とは、こと女性の涙には弱いものなのでしょうか。

ドラマや映画の女優の涙。あれは演出です。一昔前には、ウソの涙を流させるため、目薬をつかっているなんて話もありました。

それを模して、心はキレイだけどちょっと鈍臭い少女マンガのヒロインの仇役が、イケメン男子の関心をひくため、目薬をさして涙を流す、なんてシーンもよく見られました。これももちろん、演出。

ここぞ!というシュチュエーションで、BGMも高まり、そんなとき、美しい女の子の潤んだ瞳から涙が一筋…。まあ多少はグッとくるかも知れないですが、やりすぎ感もあります。

「男ってもんは、こういうクサイ演出に弱いんだ」なんていう人もあるかもしれませんが、人それぞれでしょうね。

元演劇部の立場から言わせていただくと、一筋の涙を流すというのは至難のワザ。

脳内で「飼い犬が死んだ」等の疑似体験を妄想し、一生懸命感情を高ぶらせて泣こうとすると、たいてい鼻水も同時に垂れます。どうにも美しくない。

しかしながら、実際、おいおいと流す流す涙には、“美しさ”へ導いていく大きな力があるのです!

“涙活”というコトバをご存じですか?文字通り、涙を流す活動のことです。日本各地でこの涙活イベントというのが頻繁に行われています。

内容としては、涙を誘うような映像を見たり、音楽を聴いたり、感動する話を聞かせてもらったりするのだそうです。

主催者のひとりに聞いたところ、「クサイなあ」「こんなの所詮ヤラセだろう」とハスに構える人もいるのだけど、いつの間にかシクシク泣き出し、最後にはとうとう号泣することも多いのだとか。

「自分は絶対泣かない、というか泣けない、と思っていたのに、周囲から漏れ聞こえてくる嗚咽の声を聞いていたらもう溜まらなくなって…」という人もいます。雰囲気にも左右されるのですね。

さて、この涙活には、どんな効果があるかと言いますと、「ストレスを解消し、体内にある不要物を洗い流す」のだとか。

その結果として、悩み事がなくなり、ぐっすりと眠れるようになり、便秘が解消(!)、美肌に繋がる(!)という嬉しいオマケもついてくるんです。

「涙ってとにかくどんどん流した方がいいんですよ。効果が高いのは目にゴミが入った!というような反射的なものではなく、脳が活発に刺激され、心の底から溢れ出してくるような涙です」と前出の涙活イベントの主催者さん。

大人が泣くだなんてみっともない!というタブー意識を持っている人もいるようですが、大人だからこそ泣いた方がいい、と言います。

「涙のひとつも流せない冷血漢が他人の気持ちを汲みとり、上手なコミュニケーションをはかるなんて無理な話。会社などで重要な役についている人ほど、涙活はオススメなんです」

イベントに参加しなくても、ご自宅でも簡単に涙活は体験できるようなのでご紹介したいと思います。

たとえば泣けるドラマ、アニメなどを、リラックスしながら鑑賞する。ベッドに寝っ転がりながら、泣ける小説、マンガを一気読み。

過去の悲しい思い出を追体験するのも、かなりよい脳内刺激になり、質の高い涙活になるのだとか。

涙は男をイチコロにする秘密兵器なんかではなく、“美”を望む女性のための必須アイテムだったのですねえ!涙活、ぜひトライしてみましょう!

本当にトークがうまい人とは「本音を引き出すのがうまい人」!

会話が弾まないのに一緒にいなければならない状況というのは、男女問わず苦痛なもの。

聞き上手な女性というのは相手をもり立て、いい気分にさせてくれるので、一般的には「男性が好む女性像」として捉えられています。

しかし、気のない相づちや、通り一辺倒の受け答えではかえって相手を白けさせ、不愉快にさせてしまうもあります。

関西の人は他の地域の人に比べ、トークがうまい、というイメージを持つ人が多いと思います。

私にも何人か関西出身の友人がいます。彼ら、彼女らは概して喋り好き。確かにコミュニケーション能力は他地域の人に比べ高い気がします。概してトーク上手かどうか、というと、それはやっぱり人それぞれだなあ、と思います。

話題が豊富で語りが尽きない。状況描写が巧みで話の流れに緩急があり聞き手を飽きさせない。とりとめのないダラダラ話ではなく、起承転結がはっきりしている。

これらはスピーチの基本と考えられる事柄ですが、このすべてができていたら、トークがうまい、ということになるのでしょうか。

“マシンガントーク”というコトバがあります。芸人さんやアナウンサーにこれを得意とする人が多いようですね。立て板に水、弾丸を打ち続けるかのように、瞬発力の高いコトバを浴びせかけるトーク術です。

プロでなくとも、このような話術を得意とする人はいます。飲みの席などでこのような人の独壇場になり、周囲の喝采を浴びる光景を何度か目にしたことがあります。

たったひとりで、数分の短いものから、ときに何時間もかかる超大作も語り、大衆を笑いや感動の渦に巻き込む日本古来の話芸があります。落語、浪曲、講談などがそれに相当します。

これらのプロフェッショナルはステージにひとり立ち(あるいは座り)、ときに何百人という大衆を相手に語るのですが、この場合、覚えたコトバを自分勝手に喋っているわけでは決してありません。

話芸を聞いている聴衆、ひとりひとりと向き合い、大衆と一体化しながら、その空間をつくりあげているのです。そこには確かなコミュニケーションが存在します。

たとえ、拍手やかけ声がなくとも、話し手は息を飲むお客の反応、表情をきちんと捉え、その上で語っているのです。

コトバには淀みがなく、伝えたいことはすべて伝わり、観衆を笑わせ、泣かせ、感動の渦に巻き込む。これはいわゆる素人のやるマシンガントークというものとはちょっと違うかな、と思います。

芸人、アナウンサーのマシンガントークは、実はこれに近いと思います。

ただ、つらつら喋りつづけているだけではなく、周囲の空気を読む気配がはっきり伝わるからです。それによって、自身の語りをより観客を惹きつける方向へと自在にシフトしていることも分かります。

本当のトーク達人というのは、相手の意向を汲むのがうまい人のことを言うのでしょう。さらに言えば、相手のホンネを引き出すのがうまい人。

日本古来の話芸の達人たちは総じて司会業なども巧みにこなすそうです。相手の仕草、表情から、相手の気持ちを汲むことに長けているからでしょう。

淀みなく上手にひとり勝手に喋って、喝采を受け、ご満悦にひたっているのはトーク達人とは言えません。

自分のことを伝えながら、相手にも「自分も話したい!」と思わせる話術。もっとこの人と話してみたい、この人とまた会いたい、長い時間を一緒に過ごしたい…!

そう思わせるトーク術を磨くために、まずは、向き合った相手の表情、仕草を見逃さないこと。そこから見えてくるものがあるでしょう。

じろじろ見てはいけませんよ。笑顔を忘れないで!

多少の黒さや毒が貴女の“小悪魔”な魅力をピリリとひきだす!

「あの人、いい人ぶってるけど、実は腹黒いのよ」

もし、あなたが親しい人から陰でこのようなことを言われているとしたら、しばらくはショックで立ち直れないかもしれませんね!

通常、腹黒さや心の内に孕んだ毒、というようなものは忌み嫌われ、一般的にはよくないものとして認識されています。

しかし、腹黒さ、毒のようなものを心の中に一切内包していない人というのは、実際のところ、今ひとつ人間的な魅力に欠ける、というのも真実なのです。

このような童話をご存じでしょうか。

お城の中に人間の持つ“悪い考え”がハエやスズメバチなどの黒い虫となってその人の頭上に飛んでいるのが見える、という特殊能力を持つ家来がいました。

「王子の妃になる姫は悪い考えなどひとつも持っていてはならん!」という王様のご命令で、王子の花嫁候補についてこの家来が調べることになりました。

家柄も財産も申し分ない、よりすぐりの姫君たちがお城に集められたのですが、美しく着飾った姫君たちのアタマの上をひとりひとりじっくり調べていくと、どの姫君もぶんぶん飛び回る黒い虫に頭上をびっしり覆われており、家来は半狂乱。

しかし、奇跡的にひとり、黒い虫の一匹も飛んでいない、心のきよらかな姫君を見つけることができたのです!

「王子の花嫁はこの姫君で決まりじゃ!」さっそくお城では婚礼の準備が始められます。

その間、王子様はその姫君をボートに乗せ、城内の池をデートしますが、何を話しても尋ねても極上の笑みを絶やさぬまま、あたりさわりのない答えしか返ってこないので王子様は退屈してしまいます。

池のほとりの小屋でジャガイモの皮むきしていた庶民の娘に目を止め、姫君をボートに置いてけぼりにし、「しおれた花とジャガイモの皮はどっちが美しい?」と尋ねます。

娘は驚いて、「ジャガイモの皮ですわ」と答えます。面白い!と思った王子様は姫君をひとりボートに残したまま(!)、娘を城に連れて帰り、「この人と結婚する!」と宣言します。

「その女のアタマの上には黒い虫が一匹いる!その女は悪い考えをひとつ持っている!」と家来は叫びます。「ひとつだけだろう?何を考えてたのか聞かせてくれ」と王子様が尋ねます。

「黒い虫だのなんだの、そんなことばっかり言ってるこの人、バカみたいって思ってました」答えを聞いて、王子はますますその娘を気に入ります。

そして、お城では盛大な結婚式が挙げられました。

ボートに忘れ去られた姫君はただそこにじっとしていただけで、しあわせでもふしあわせでもなかった、というお話です。

これは50年も前のオランダで子ども向けに書かれた物語なのですが、初めて読んだ小学生のときから、とても深い話だな、と感じていました。

悪い考えのない姫は、実はよい考えももっていないのです。頭を働かせるということ自体、皆無だから。

そうした女性は、どんなに外見が美しくても、男性に退屈な印象を与えます。女性側の言う、「いい人ね!」が男性に対する褒めコトバにならないのと同じ理屈。多少の黒さや毒を持つ方が人間的魅力は増すものなのです。

しかし、それをただ面白半分、露悪的にだれかれ構わずダダ漏れさせるだけでは何も考えていないのと同じ。

「自分には腹黒い面や毒がある」ということを自覚しながらも、誠実に人と向き合うこと。そうした態度があなたをより美しく輝かせることでしょう。

内になにかを孕んだ悪戯っぽい表情には、異性を惹き付ける吸引力があるもの。

腹黒さや毒を臨機応変に上手に出し入れして小悪魔的な魅力を手に入れましょう!

男ウケより女モテ、幅広い層に支持されるオンナは恋を逃さない

女性から嫌われてしまうのは、一体どんな女性でしょう?

「男性と女性の前でコロリと態度を変える」「男性に媚びを売る」などの行為がしばしば同性からのバッシング対象になるようです。

女性というのは、「異性に対して自分ひとり抜け駆けするオンナ」を許さない傾向にあるのかもしれませんね。

しかし、そうした抜け駆け派にだってもちろん、言い分はあります。「合コンの席で、みな一並び、同列にいなくちゃダメ、なんて合コンに来た意味、ぜんぜんないじゃない!」

「男性陣だって、女性陣が互いを探り探りしているばかりで、自分に興味あるんだかないんだか、当たり障りのない中途半端な合コンタイムを過ごすより、ピンポイントで迫ってもらった方が断然嬉しいのよ!」

こういうことを言う肉食女子というものは、たとえ合コンの場でなくとも、異性のいる場所ならどこでも、抜け目なく獲物を狙うための狩り場であったりします。

そしてそのような行為が、さらに同性からの不興を買ってしまうというわけです。

女子の本懐(?)として、今後の人生をともに過ごしていくパートナー、種を残すための伴侶として、よりよき異性をゲットしようと必死になるのは当然のことです。

もし、見目麗しい異性とつがうことができれば、自分の身体を以て美しい遺伝子を残すという、大事業をなし遂げることができます。

イケメンが人気なのは、見せびらかして自慢したい、美しい容姿を愛でたり眺めていたい、というような表面的な理由もあるでしょうが、美しい種を残したい、という本能的欲求があることも否めません。

同様に、高学歴、高収入の遺伝子も、「ぜひ残したい!」と思うでしょうし、「そんな相手に見初められれば贅沢な暮らしができる」という計算もあるかもしれません。

そのような野望を抱いているのなら尚更、本来同族である女性を裏切っての抜け駆け作戦は、よい手立てとは思えません。

昨今の女性誌では、「男性ウケ」の視点が薄まり、同性から高い支持を集めるメイク、ファッション特集が組まれることが多いのだとか。

男ウケするファッションは、甘い蜜のように男性陣を惹きつけますが、甘い蜜の魅力はあくまで一時的なもの。

どんなに極上な蜜でも毎日では飽きてしまうし、所詮、甘い蜜だけでは男性の心を長時間、繋ぎ止めてはおけません。

もっと言えば、甘い蜜に惹かれてのこのこやってくるような男は、所詮その程度のうすっぺら。

より頼りになる、生きる力に溢れた異性をゲットするには…。そこで登場するのが、「女性モテ」の視点。

周囲を見渡してみてください。同性から支持される女性は、異性からも同じようにモテています。

同性にモテる女性というのは、自分のスタイルを持っていて流行に左右されない。精神面が充実していて話題豊富。それらが、外的魅力となって表情が輝いています。

同性からもモテる女性を好きになる男性というのは、女性の外面だけではなく、内面も尊重している。性差を超えて、ひとりの人間として相手を認めることのできる男性であることが多いもの。

女らしいから、女性としての役割をこなしてくれそうだから、という理由で妻を娶る男性より、一生涯のパートナーとしてはるかに信頼に足る相手ではないでしょうか。

また、自分を好いてくれる同性の友だちが多ければ多いほど、いざというとき、頼りにできるし、そうした同性の友人の存在が人生を彩り、楽しいものにしてくれるということも付け加えておきましょう!

よい男をゲットするなら断然、男性ウケより女性モテを狙うべきなのです!

自信にあふれ輝くブス&デブは、ネクラ美人より5倍もモテる!

ある女性の体験談です。

幼少期の彼女は食が細く、食事マナーに厳しい母親からの毎度の叱責もあり、食事時間が憂うつで仕方なかったそうです。

一転して大食らいになったのは、思春期の頃。

友人たちとお喋りしながらの外食に、「食べ物ってこんなにおいしいんだ!」と食の楽しさを再認識したのだと言います。

それからの彼女はとにかく食べる。10代の彼女は、一日5食、6食当たり前。焼肉を食したあと、平気で寿司屋にいけるほど強靱な胃の持ち主。

両親も、きょうだいも総じてふくよか。肥満傾向の家族の中で、食の細い彼女は「ガイコツ」などと呼ばれていましたが、あっというまに肉付きのよい体型に。

そんな彼女、ハタチのときに大恋愛と大失恋、両方を体験。その傷手ですっかり食欲がなくなってしまい、ゲッソリと痩せてしまいました。

初恋の彼への未練が断ち切れない彼女、恋人がいてもいい、自分は日陰者でいい、セカンドの立場に甘んじるから、と彼を説き伏せ、復縁に至ります。

今カノにバレないように神経をすり減らし秘密の逢瀬を重ねながらも、常に今カノへのジェラシーでストレス溜まり放題。今度はヤケ食いに走り、ぽっちゃりでは済まない肥満体型へと進化を遂げます。

154cmと小柄の彼女、最盛期の体重は76kg。同じくらいの身長の子たちが、5号7号の服を着ているのに対し、彼女の服はナント15号!

「でも、その頃が私の人生の絶頂期、大モテ期」とにかく異性に言い寄られる。老いも若きも、オタクもイケメンも、よりどりみどりの選び放題だったそう。

「ちやほやされ、貢いでくれる人にも事欠かなかったから、いつも自信満々。周囲からしたら、“あのデブ、ブスのくせに何様のつもり!?”って腹立たしかったと思う」

彼女の自信家キャラに目をつけたのが、女性雑誌の編集者。ダイエットモニター企画を持ちかけます。「痩せたら賞金出します、って。俄然張り切りました」

かくして彼女、必死でダイエットに励み、みるみる痩せていきます。

編集者曰く、「見違えるほどキレイになった」はずなのに、彼女の周囲にいた取り巻きたちは潮が引くように彼女から去っていったのだとか。

ダイエットは成功し、賞金も手にしましたが、あれほど溌剌と生きるエネルギーに満ちていた彼女はすっかり自信喪失。

ダイエット成功後は、雑誌モデルをすることになっていたのですが、その契約も彼女のネガティブな態度のせいで反古になってしまったそうです。

過度なダイエットは体から潤いを奪ったり、将来の骨粗鬆症に繋がるなど、未来の自分に負債を残しかねません。

さらに、彼女の体験談からは、「必ずしも、痩せたら人生薔薇色というわけではない」ということが、分かっていただけたと思います。

ふくよかな女性を好む、デブ専の人というのも確かに存在しますが、彼女の当時のハンパないモテ方はそれだけでは証明できない。

いま振り返って、自身の魅力として思い当たるのは、根拠のない自信だったのでは?と彼女は推測します。

「美人の自信家はただのイヤミだけど、デブやブスの自信過剰は「おや?」と人の興味を惹くのです。どうしてこの女性はこんなにもポジティブなんだろう? なにか秘密があるに違いない、と」

どんな美人でもあまりにもネガティブキャラだったら、一緒にいたくないですよね。

自信に溢れ、表情が輝いて見える人は、多少ルックスに難があっても、コンプレックスが顔に滲み出ているネクラ美人より五倍はモテること、請け合い!

早起きは三文の得!?朝活を3倍楽しみ“美”へと繋げるコツ

「早起きは三文の得」と言われますが、寝不足で不機嫌な朝は、三文得するどころか、むしろ、「お金払って済むくらいなら払うから、あと三分寝かせてくれ!」と叫びたい心境かもしれません。

寝足りない状態で、つらいつらいと思いながら起き上がるのは美容のためにもよくありません。

早くに就寝できればそれに越したことはないのでしょうが、仕事や家事、育児に追われてようやく布団に入れたら真夜中、という人も大勢いるでしょう。

しかし、睡眠時間が短くとも、質の高い眠りを得られていれば、「グッスリ眠って疲れがとれた!」と寝覚めの良い朝を迎えられるのです。

十分な睡眠が取れていれば、肌つや、顔色も好調。化粧ノリがよくなること請け合いですし、深い眠りによってストレスからも解放されて気持ちも晴れ晴れしていることでしょう。

反対に、どんなに長時間眠っても疲れが取れないという場合もあります。

心配事が多く、眠りが浅く、現実とリンクするような悪夢を見つづけ、まったく寝た気がしないなんてことも…。

実はこういう場合こそ、早起きによるメリットが実感できるものなんです。

眠れないなら無理して眠らずいっそ起きてしまえ!という逆転の発想です。

起きて、あなたがすべきことは、「とことん自分を甘やかす」これに尽きます。

ダイエット中なら、ぜひ食べてください。朝のカロリー摂取は夜間より、体内への蓄積が少ないもの。普段なら罪悪感に苛まれるような高カロリーの嗜好食を楽しんで欲しいと思います。

早朝は夜間より量を食べられないものなんです。摂取量が少なくても満足できる上、カロリー消費は夜間より朝の方が高いのだから、朝の嗜好食、オススメですよ。

好きなドラマ、映画のDVDを見る。音楽を聴く。運動をする。…なんでもいい、心の声に忠実に、やりたいことだけやりましょう。

すべきことは、体によいことだったり、しなければならないこと、ではありません。

結果的に体によいことであったり、しなければならないことが偶然片付いた、というならいいんです。しかし、この朝活は、義務や責任感で縛られるべきではないんです。

やりたいこと、自分を喜ばせること、脳が嬉しい!と感じること。これを基準に実践して欲しいのです。

とにかく、楽しんでください。普段の三倍は、楽しんでください!

大切なのは、罪悪感を覚えないこと。好きなこと、やりたいことをやって、「これをやったらあとで困る」なんて絶対に思わないこと。

この時間はとことん楽しみ、困るんだったら、あとで困ればいいんです。… 実際にはあとで困ることもなくなっていたりするから不思議なものです。

ストレスはすべての効率を悪くします。眉根を寄せて暗い表情で、疲れが取れないまま、仕事や家事や育児をつづけるのはしんどいものです。端から見ていても気分のよいことではありません。

そんなあなたに対し、「もっと真剣にやれ!」「働きや献身がぜんぜん足りない!」と言ってくる人があれば、…笑顔づくりのときと同じです。その人の表情を観察してみましょう。

聡明なあなたなら気づくことが絶対にあるはずです!

ストレスの元は早めに取り去るのがいちばん。できる限りストレスフリーの状態であることが、あなたの表情を晴れ晴れと輝いたものにし、さらなる美へのステップを踏み出させてくれます。

睡眠不足で不機嫌になりがちなときほど、好きなことだけやってみる朝活がオススメ。

今日は好きなことをやり切れた!と感じて眠りにつけば、グッスリ質の高い眠りが得られ、翌朝の美肌に繋がること間違いなし!

ぎこちない笑顔しかつくれない人に…、かろやかな挨拶のススメ!

ぎこちない笑顔しかつくれない人に…、かろやかな挨拶のススメ!

この先、何年も、何十年もキープすることが可能な“美しさ”って?

ネタあかししてしまえば、それは“表情”のことなんです。それを聞いたら、あなたは「な〜んだそんなことか…」とガッカリしてしまうかもしれませんね。

そんなあなたに質問をしてみたいと思います。「人ってやっぱり見かけがすべて? それともルックスなんか関係ない!心が美しいことの方がよっぽど大切?」と。

ほとんどの人は、「見せかけより、内面の方が断然重要に決まってるじゃない!」と答える気がします。

しかし、ホンネの部分では、「…でも現実には、やっぱり見かけでしか判断されないものなのよね。とくに異性は」などという呪縛から逃れられないのではないでしょうか。

このような問いに対し、私ならこう答えます。「そのどちらも真実です」と。そう、見かけの美しさも心の美しさも同様に大事なのです。

「心も見かけもどちらも大切」という考えは、一見矛盾するように感じるかも知れませんが、実はこの二つ、連動しているのです。

あなたの心映えというものは、あなたの見かけ、主に表情を通じて外へ流れ出していきます。

つまり、あなたを見ていたり、あなたと接している人に向け、表情は、実に雄弁にあなたの心を語ってしまうものなのです。

そして、あなたの心がとくにはっきりと伝わってしまうのは、あなたをよく知る、あなたと親しい間柄の人ではなく、まださほど交流が深まっていない人、初対面の人、もっと言えば、ただの通りすがりの人だったりします。

「あれ、それって逆じゃないの?」と思われるかもしれませんね!心から打ち解け、ありのままの自分を分かって欲しい、と望むのは大抵は親しい間柄の人に対して、ですから。

初対面の人とは、もう少し話してみないことには、自分が距離を縮めたいかどうか分からないし、まして、すれ違うだけの人に自分の真実の心を分かって欲しいなどと普通は思いません。

しかし、これが“美へと至るためのポイント”。

あなたが今後も親しくしたい人には、あなたは無意識に“好意”を示す“笑顔”というサインを送っています!

もし、あなたが、知人や友人に対し、ぎこちない笑みしか見せられないとしたら、それは損で、非常に残念なことです。笑顔は、あなたの魅力を何倍にも増してくれるもの。

そして、笑顔の効果は、「笑顔をつくることによって気持ちまで晴れ晴れとしてくること」なんです!

「幸福だから笑うんじゃない。笑うから幸福になるんだ」

これは19世紀末から20世紀初頭に活躍したフランスの哲学者アランのコトバ。ぜひ、笑顔でかろやかな挨拶を周囲にしてみてください。

「面白いことなんかないのに笑えないわ」「いつもニコニコ笑っててバカみたい」そんなふうに思ったり、実際に口に出す人もいます。

笑顔づくり初心者は、そのようなコトバにポッキリ心が折れてしまうかもしれません。では、折れた心の修復方法をお教えしましょう。

そう発言した人の表情はあなたにとって魅力的でしたか?

こんなことを言われている最中に、その発言者の表情を盗み見る、なんて普通はできないものです。でも、ぜひ実践してみてください。

その人の心が透けて見え、笑い出したくなること間違いなし! ほとんどの場合、その発言者はあなたの心からの笑顔に触れ、ノックアウトされることでしょう。

さらにイヤミの応酬がくるケースもあります。でもじっと表情を観察していれば、威力は確実に弱まっているのが分かりますよ!

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