Month3月 2017

“美”のために必要なのは日々のお手入れと資金…ではありません!

美肌や痩身のためにエステティックサロンを利用することはけっして否定しません。「時間をかけて日々丁寧にお手入れすれば、いつまでもキレイでいられますよ」とサロンスタッフは言います。

しかし、それをつづけるためには費用もかかりますし、日々の忙しい中からサロンに通う時間をなんとか捻出しなければなりません。

しかし、時間を捻出し、サロンスタッフの手に委ねて数時間を過ごすと、鏡に映った私は確かに若干若返っているようにも見えます。

サロンスタッフは高級なスキンケア商品を手に、「お手入れはホントこれだけ!すご〜く簡単でしょう?」と連呼します。

正直、それを聞いて、「本当に簡単ね」と納得したことはなく、大抵の場合、「わ、めんどくさ〜!」等と思ってしまうのです。

サロンには最低でも月一度、できれば毎週通った方がよいと言います。

「頻繁にサロンに来られないようだったら、このスキンケア商品を使って丁寧に毎日ケアしてあげればよいお肌の状態がキープできます」などと言われます。

スキンケアに時間かけてる余裕なんかないよ!と思ってしまいます。

80を超える義母は資金にも時間にも十分な余裕があるので、高価なスキンケア商品をセットで揃え、サロンスタッフに教わった通り、丁寧に肌のお手入れしています。

義母の肌は80代と思えないほど、ピカピカのつるつる。高価なスキンケア商品も、エステサロンスタッフのアドバイスも否定しません。

その上ではっきり断言します。“美しさ”のために日々の丁寧なお手入れと資金など、一切必要なし!と。

プラセボ(偽薬)効果というコトバがあります。

信頼できる人物から、「効き目は確か」と言われると、ただのラムネにすぎないものを飲んでも症状が緩和された気がするというもの。

反対に、どんなに効果の高いクスリでも、「効かないに決まってる」と思っていたら効果が実感できない。

強いて言えば、前者はエステサロン信者の義母、後者は、「エステサロンに効果ナシ!」と言ってみたい私自身の姿です。

エステサロンの施術や、スキンケア商品の効果を実感するためには、まずそれを信じることが大事。

さらに言えば、「これだけお金を投資したのだから、効果が出ないはずはない」という盲信。信じる者は救われるのです。

反対に疑ってかかる人は、効果は出ていても、「こんなのはウソだ、まやかしだ」と思います。

たとえ目に見えてはっきり効果が出ようとも、「この鏡、ライティングが変じゃないですかぁ?」等といかにもこれは目の錯覚であるかのように言いがかりをつけてみたりするのです(私)。

こんな人に真心を持って施術するのは時間のムダ。

かつてエステサロンは私の義母のように時間と暇にあかせた有閑マダムか芸能人のもの、というイメージがありました。

最近はヤングママさんたちをターゲットにした低価格エステサロンが人気のようです。

「忙しい日々の中のささやかな贅沢」と思い、投資をすれば、お値打ちだと思います。

「エステってさぁ!もっとラグジュアリーな非現実的空間じゃないと効果が出たって気がしないのよね!」と言いがかりをつけるような人(私)はお金をかけてそういったサロンに行って下さい。

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どちらのサロンを選んだにせよ、サロンに行かない選択をしたにせよ、それが自分にとって心地よい選択なら、それこそがあなたに美をもたらす道なのです。

朝食と水分だけで“美”はゲットできない!キープもできない!

「カロリー摂取量が高くても一日の中で消費できてしまうから、きちんとした食事は朝だけで十分。あとはミネラルを含む良質の水をふんだんに飲んでいれば美しいプロポーションをキープできるわ」

そんなことをおしゃっていた自称・美魔女がおりました。まあ、確かにそうですね。カロリー消費という面においては。

一昔前に流行った食事摂取方法に“デクレッシェンド食い”というものがありました。

具体的にどういう方法かと申しますと、「朝たくさん、昼中くらい、夜少なめ」というものです。

これも先ほどの考え方と同様で、一日めいっぱいつかってカロリー消費ができる朝食はたくさん食べても太りにくい。

就寝に近い夜はカロリー消費も落ちているから、少なめか、あるいは食べない方がいい。

最近はさらに進化して、「8時間食い」というものがあるらしいです。起きて、8時間のうちに食事を修了する。あとの16時間は何も口にしない。

この食事方法はプチ断食などとも呼ばれているようです。

朝6時に起きるとする。そこから8時間経ったら、午後2時。午後2時からは食事をしないいうことになります。

午後2時と言えば、まだまだ真っ昼間。友人づきあいなどがあると、「私はダイエット中だから食べません」などと非礼してしまいそうです。

ダイエットというのは本来、規定食という意味で、通常の食事のことを指します。

もともとは肥満の人が健康維持のために食事制限をしたこと、つまり「無駄な量を食べないで本当に体に必要な量だけ食べる」ことを目指した行為。

そこから転じて、「美しく痩せる」というような意味合いが後世に加わったのでありますが、とりあえず、なにがなんでも痩せればいい、体重を減らせばいい、というのは大間違い。

いま、日本人は総じて“痩せ”の傾向にあり、その平均体重は、食料の乏しい時代のそれに匹敵するのだとか!

これだけ食料が豊富にある中で、必要と思える量を摂取できなかったと思しき時代と同等だなんて!それは、本来必要なものすら摂取していないということになるのでは…?

若いうちはそれでもいいのです。年を取ってきたとき、痩せにこだわりすぎていると骨粗鬆症などの重篤な症状に悩まされることになりかねません。

また、とある有名美容クリニックの医師によれば、年を取ってきたら、むしろ多少ポッチャリしていた方が断然若々しく見えるのだとか。

洋服の見栄えだけのために過度なダイエットするのはそろそろやめにしませんか。

どんなにバランスのよい食事でも朝食だけしか食べない、あとは水だけ補給すればいい、というのは、確かに痩身のためにはなるけれど、美のためにはならない気がします。

痩せること、すなわち、美しく痩せることだと勘違いされている方を多く見受けますが、同一に考えてはいけません。世の中に氾濫する痩身は「ただ痩せる」が圧倒的多数です。

言わせて頂ければ、朝食と水だけで美しくなるのは無理。美しさをキープすることはもっと無理。

ストイックなダイエットをするばかり、表情がこわばってしまう人、精神を病んでしまったという人も多数見てきました。

友人と食を楽しむ余裕を持ったり、ときには嗜好食を楽しむことが、心を豊かにし、表情をいきいきとさせることに繋がると思うのです。

私としては、美しさをゲットし、キープするためには、やはり三食しっかり取り、心の栄養のために、たまには少しだけハメを外すことをご提案します!

“美”のためにもっとも重要な三種の神器、「食と眠りと○○」!

より美しくなるために、美しさをキープするために、必要なことはなんだと思いますか。

もし、日々不摂生な生活を繰り返していて、顔色がすぐれない。体中にむくみがあるというようなら、ぜひとも今現在の食事内容を改め、休息し、睡眠時間を確保することをオススメします。

食と眠り、この2つは美へと繋がる大事なキーワード。あともうひとつ、項目を加え、美へといたる三種の神器と命名してみました。

この最後のひとつが、“欲望”です。

欲望の種類はなんでもいいのです。前のキーワードと被りますが、もっと食べたい!高級食材を食べたい!もっと眠りたい!と言ったものでも。

「イケメン男子とロマンチックデートして…、ムフフ」的なものでも構いません。

この欲望があること、ないことで、あなたの生き方はこの先ぜんぜん変わってきますし、美しさも違ってきます。

「私の欲望は、実現不可能なの。夢見るだけ損」というような人も中にはいるかもしれません。

たとえば、大豪邸に住みたいとか、イケメン俳優と結婚したい、とか。ま、世が世なら夢は叶わなくもないでしようが…。確かに可能性はきわめて低そうですね!

しかし、なにもないというより、たとえ実現不可能な欲望だって、「欲望なんかなにもない」というより、よっぽどいいんです。

できれば、その欲望は具体的にイメージした方がいいです。たとえば画用紙に欲望を描いて可視化してみるとか。

イケメン俳優とどうにかしたい欲望を持っているなら、イケメン俳優の画像と自分の写真を並べて貼ってみてはいかがでしょう?

べつに誰に見せるわけではありません。自分だけの楽しみと思えばいいのです。

好きなもの、やりたいことを具体的にイメージする、それが実現できたらよいな、と空想することは、美のためにとても大事なことなんです。

「もうちょっと眠りたい!」「有名店のランチ食べたい!」

このような欲望はわりとすぐに実現可能ですから、早くに達成感が味わえそうです。

目標を達成し満足が得られると脳の動きが活発になります。新陳代謝が高まるので、老廃物が排出され、肌つやがよくなり、ボディラインもスッキリして見えること、請け合いです。

実現不可能な欲望はこのように達成することが難しいです。どうしたらいいのでしょうか。

この場合、想像力を働かせることが重要です。

たとえば、大豪邸に済むのにふさわしいのはどのような人物か。自分がどうしたらそのような人物に近づけるか。

大豪邸にはどのようなものがあるか、そこで自分はどんな姿でいるか。

イケメン俳優にふさわしいのはどんな女性か。どんな服を着て、どのように振る舞うか…。

イケメン俳優と出かけたいのは、どんなところか。そこで自分はどのように注目されるか。そのときの姿は…。

このように具体的にどんどんイメージするのです。すると…。メイク方法、ファッションなどが少しずつ垢抜けてくるのがわかると思います。

とにかく、より美しくなるために、欲望は持ったもん勝ち!

それが実現可能だろうと不可能だろうとそんなことはまったく関係ないのです。

そして、食事と睡眠もおろそかにしないでくださいね!できる範囲でよいので。

“ストライクゾーン”の広さこそが美しさへのキーポイント

長期に渡り恋人のいない人に誰か相手を探してあげたいと思い、「どういった人が好み?」と尋ねたところ、ビックリするほど高い理想を持っていた!

…というのは、ドラマでマンガでお馴染みのシュチュエーション。現実にもなきにしもあらず、ですが。

しかし、本気で相手探しをするなら、趣味思考は極力限定しない方がいい。間口を広く、ストライクゾーンの範囲を狭めないことが良縁へ至る、ひとつの道です。

守備範囲が広ければ、より多くの人と出会える可能性が出てくる。「オヤジはダメ、不細工はダメ、高学歴でないとイヤ、高収入でないとイヤ」など、最初から条件を狭めてしまうと「そんなヤツいねえよ。いてもアンタとつきあわないよ。もっといい相手探すよ!」

ピシャリ、出会いの門戸を閉められてしまいかねません。ご注意を!

ストライクゾーンは広い方がいい、というのは、異性との出会いに限ったことでなく、美全般に関してもまず同様のことが言えます。

まずは友人について。「ああいう人は苦手」「あんな人とおつきあいしたくない」などと言っていると、交友関係はどんどん狭まってしまいます。

どんなに心地よいぬるま湯の人間関係でも同じ人、同じ場所だと、いつしか淀んでくるもの。新しい世界に旅立つには許容する範囲を広げていかねばなりません。

キャパが広く、受け入れ体勢が万全な人のところには、あらゆるジャンルの人、情報がどんどん集まってきます。心の成長を促し、美への道が拓けてくるのは当然ですよね。

ストライクゾーンの狭い人というのは、あらゆることに関して守りの傾向にあることが多いものです。

たとえば、食べものひとつに関しても、新しい食の提案、初めて食べるものに対し、難色を示し、それをすすんで口にする人を気味の悪いもののように扱ってしまうとか。

そんな人と一緒に食事していたら、ゲンナリしてしまいますよね。

また、ファッション、メイクに関しても非常に保守的で自分と異なる感性を持つ人を認められません。

新しいことを取り入れてみようという発想もなく、もうとっくに自分には似合わなくなってしまっているスタイルをいつまでも変えられなかったりします。それはとても残念なことです。

「これとこれをしなければならない!」という強迫観念のようなものを持っていて、それが遂行できないと周囲に分かるほどあからさまに不機嫌になってしまうこともあります。

ストライクゾーンの狭い人というのは、周囲に対しても、自分に対してさえ、寛大な気持ちが持てず、その狭いキャパ同様、自身の心の成長の可能性を狭めてしまい、本来なら無限に広がるはずの美への道を閉ざしてしまうかもしれません。

いくつになっても好奇心旺盛であることは、年老いてなお魅力的でありつづける人たちの特徴のひとつでもあります。

今までチャレンジできなかったことにチャレンジしてドキドキしたり、新しいもの、初めての人との出会いウキウキすることは、心を豊かにし、あなたの表情を輝かせます。

自身のストライクゾーンが狭い、と自覚のある人は、少しずつその枷を外していけるとよいですね!

いつも成功するとは限らないし、イヤな思いをすることもあるかもしれないけれど、それもすべて成長のため、美へと繋がる心のレッスンなのです。

身内が適切なアドバイスばかりくれるとは限らない!敵の塩も参考に

本当に信頼できる友だちは何人いますか?あなたはその友だちのどういったところに好感を持っているのでしょうか。

「あなたは可愛いし性格もいいしオシャレでセンスがよくてホントに羨ましい。あなたみたいな素敵な人と友人でいられることが私の自慢なんだよ!」なんて。

思わず頬がゆるんでくるようなコトバを始終言ってくれるような友人。たとえお世辞だとしてもやっぱり嬉しいじゃないですか。

生きる意欲も湧いてきますし、外でちょっとイヤなことがあっても、「彼女がいるから大丈夫!彼女が私を認めてくれる」とポジティブになれます。

自己肯定感の低い人は、ぜひこうした人を友人に持つべきだと思いますね!

しかしながら、身内でガッチリ固められ、いつも「あなたは悪くない」「あなたが最高」という世界で暮らしているということは、裸の王様であるのと一緒。

傍目からは、「なんなんだろうなあ、あの人たち」なんて思われていることでしょうし、狭い価値観でがんじがらめになってしまっているので、身内以外の人との交流はどんどん難しくなってしまう。心の成長を妨げてしまうのです。

自分にとってぬるま湯のように心地よい人間関係であったとしても、ずっとその場から動かないでいたら、いつしか、そのぬるま湯はどんどん濁ってくるもの。

友人の優しさ、自分への賞賛はまったく変わらないはずなのに何かが違う…。ちっとも楽しくない。

しかし、そこから一歩、勇気を出して踏み出てみたところで、ぬるま湯に慣れた体は他に適応できないのです。もう一度古巣に戻るしかありません。そうして、マンネリズムのルーティンをつづけていくことしか…。

損得のない友情から発した無条件の承認、賞賛は、あなたを幸福の渦の中に包みこんでくれるでしょう。

友人のいない人生は、恋人のいない人生より何百倍もせつない。それが私の持論ですから、友人はいるに越したことがない。絶対に。

友人とは、一緒にいて心地よいことも大事ですが、「言いたいことを言い合える」というのも必要なのかな、と思います。

ズケズケ欠点をあげつらうのもなんですが、しかし、ときに辛口なアドバイスが苦境を救うことだってあります。

自分を絶対に否定することのない、そんな素晴らしい友だちに囲まれているとき、周囲の耳障りと思える意見にちょっと耳を傾けることが案外重要なのかもしれません。

それを私は「敵からの塩」と命名しました。傷口にすり込まれる塩はイタイ。しかし、塩は消毒になり、人間の生活に必要不可欠なもの。

意地悪に聞こえる(本当に意地悪で言ってることかもしれない!)、ライバルや、気が合わないと思う人の発している自分への評価。誹謗、中傷。

それを受け入れるのは、ものすご〜くイタイかもしれないけど、それに耳を傾けてみる。

発想の転換をしてみる。「どうしてあの人は、そんなことを言っているのだろう。なんの根拠もないのに」

「根拠、実はあるのかもしれない。私にも思い当たる節はあるのかな…」「いやいや。やっぱただのやっかみだよね!」

そこには優しい友だちの温かなアドバイスからは得られない、よりよい人生に向けての大事なヒントが詰まっているかもしれないのです。ライバルが意図したことではなかったにせよ。

そのことはあなたの心の成長のための糧となるでしょう。そして、その成長こそが、また一歩、あなたを真実の美へと近づけることになるのです。

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