「忙しい忙しい」が口癖の人、あなたの近くにもひとりやふたりいるのではないでしょうか?もしかしたら、あなたもそのうちのひとり?

「忙しい」を日常的に発する側からすれば、これほど便利なコトバはありません。「忙しい」といういい訳さえあれば、大抵の面倒ごとはスルーできる気さえするからです。

率直に事実を申し上げましょう。「忙しい」というコトバを発するたび、あなたはブスに近づいていくのですよ。

なぜって?それは“時の呪い”を受けてしまうからです。

ウソだと思われるかもしれませんが、実は“時”というものは誰にでも平等に振り分けられているというものじゃないんです!

ある人にとっての“時”はゆるやかな微睡み、またある人にとっての“時”は光陰矢の如く走り抜けてしまうもの。

考えてみてください。同い年なのに、いつも目がキラキラしてとても若々しく見える人と、くすんだ顔色、つまらなそうな表情で人生終わりかけの老人のような人が、…いたりしますよね?

それは、その二人には同一の“時”が流れていないことを証明することに他なりません。

どうしてそのような差が二人の間に生まれてしまったのか?その理由こそが、「忙しい」というコトバなのです!

「忙しい、私には時間がない!」そのようなコトバを頻発することによって、“時”は、「そうか、キミにとって“時”はないも同然なんだね!それではサラバ!」とそのコトバを体現するかの如くさっさと走り去ってしまうのです。

時間はある、そこにちゃんとある。「忙しい」を連発して、それを有効活用できないのは、あなたの処理能力の低さ故なのです。

自分は忙しいから、あれもできない、これもできない、と自分や他人に言い訳ばかりしていると、そのコトバに呼応するかのように時間というものはどんどん縮んでいってしまうもの。

すべきことをやり遂げぬうちに、どんどん時間が過ぎ去っていってしまいます。

反対に、「やらなきゃならないことは今も結構あるんだけれど、…でも、これをやったら楽しいかもしれない!誰かの役に立てたら嬉しいな!」

そんな気持ちで動き出すと、…あ〜ら、不思議!時は思いがけずゆったりと流れていき、「あれ?まだこんな時間?じゃあ、ついでにあれもこれもできちゃうわ!」とさらなる余裕さえ生まれてくるものなのです。

種明かしをすれば、たとえ多忙な状況にあったとしても、さらに新しい何かに興味を持ち、前向きに挑戦しようとすることで、自身の処理能力が飛躍的に上がっていく、…という、そういう話なのですけどね。

その際、無理は禁物。「楽しいかも」「誰かの役に立ったら嬉しい」そうしたポジティブな気持ちで臨むことこそが美人へ繋がる道です。

「頼めばなんでもやってくれる便利屋みたいに思われるのは面倒。当たり障りなく“忙しい”と断ることも大事」そんなふうに思われる方もいるかもしれません。

無理をしないために、ときにはそのようなスタンスを貫くことも、もしかしたら必要なのかもしれません。

しかし、周囲から「あの人は非協力的だから」と決めつけられ、誰からも頼られないというのは淋しいことではありませんか。

誰かの力になろうとすることは、あなたの可能性を広げていくことなのです。

あなたの力を必要とする誰かのために一肌脱ぐことで、その努力をすることで、あなたの処理能力は飛躍的にアップすることでしょう。

当事者からは感謝され、周囲の人からは一目置かれ、あなたの心には確かな自信が生まれていきます。それはあなたの表情を一段と輝かせることに繋がっていくでしょう。